全3回『バーチャル展示会を計画してみた』~その1:コロナだから攻める!編~
当社では毎年5回~6回は展示会に出展して自社商品をPRしているわけですが、今年はコロナの影響で思うような集客が見込めないのではないか?!という懸念がありました。
すでに出展を決めていた「第22回 インターフェックスジャパン in 幕張メッセ」と「高機能フィルム展 in 幕張メッセ」に関しても“来場者はリアルに来るのだろうか”といった懸念や“社員が感染のリスクにさらされないだろうか”などの不安から、一時は出展を取りやめてキャンセル代を払う覚悟をしておりました。
しかし、コロナだから出展を控えていては“世の中に無いモノをカタチにする”という我々の真骨頂を知っていただける場が失われてしまいます。
とは言うものの、思い切って出展してもリアル来場者が少なければせっかくの機会も半減してしまう・・・
そんな中、夏に大阪の展示会を見てきた社員さんたちが「場所によっては賑わっている」という感覚を得て、やはりリアルでの展示会をやろうということになりました。
展示会の主催者側も “オンライン展示会” なるものを提案しており、リアルとオンラインの両方で展示会に参加できる工夫をしていたことから、我々も新しい試みとして“バーチャル展示会”を手掛けることにしました。
すぐさま4名のチームが組まれ、展示会までの目標計画と役割分担がリスト化されました。誰が、何を、いつまでに、どのように行うか、そして必要な物をどこに頼み、コストはいくらかかるかを算出して予算を決め、その範囲内で判断し、購入も進めています。
幸か不幸か、今年はコロナによって、これまでの常識が一変しました。
当たり前に人と対面できなくなりました。
しかし、オンラインを通して会う努力を皆が一斉に意識し始めました。平時では絶対に抵抗を示したであろうことが、やらざるを得なくなりました。これまでの常識に捕らわれていたらできなかったことが、選択肢を増やす事で出来るようになったわけです。
私たちが今回、バーチャル展示会に投資することで、お客様はリアルとバーチャルという選択肢が増えます。このような先行投資こそ、“創意工夫”を理念に掲げるメーカーが率先して行うべきことです。
バーチャル展示会運営チームの4名もまた、そのことがよくわかっているからこそ、自発的に考えて行動に移せていると思います。コロナ禍でも、いえ。コロナだからこそ、攻める姿勢が大事ですね。
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