当社では社員さん、パートさん、そしてそのご家族の皆さんに、会社のできごとや私が大事にしている考えを給与明細と共に毎月、お手紙として届けています。

私の情熱が続く限り終わりは無い！！として始まった想いを共有する手紙は、第1号から数えて今月で89号を迎えました。これからエーディエフに深く関わってくれるかもしれない“未来の仲間”に向ける意味でも、この“社長ブログ”に投稿しております。

社員・パートの皆さん、ご家族の皆さんへ　

先月末に久しぶりの社内ＢＢＱを開催しました。社外から当社のアドバイザーとして入ってくださっているＡ氏にも参加いただきました。Ａ氏は業界では知らない方は居ないほど有名な方で、講演会でも２００席がすぐに満席になるほど知見のある方ですが「ＡＤＦの皆さんにぜひ、タンドリーチキンを振舞わせてください」と言っていただき、炎天下の中、ずっと焼台に立ってくださいました。後日お会いした際に「お話したことの無い方たちとも話しましたが、良い雰囲気ですねぇ。ますますファンになりました。」というお言葉をいただきました。

全国を飛び回っているお忙しい方が、なぜ、ＡＤＦのＢＢＱにまで参加してくれたのでしょう？おそらく、ＡＤＦが業界を良くするために、今までに無い製品を展開している姿勢に“本気度”を感じるからでしょう。ではなぜ、本気度を感じるかというと、世の中に無い物を売る＝実績が無い物を売る、訳です。実績が無いのに売れる保証はありませんね？でも“業界の役に立ってみせる！”という一心で、展示会に投資していました。そのような姿勢の中で出会ったＡ氏が、ファンになって下さった、という訳です。

ファンになる理由は“魅力を感じるから”でしょう。魅力は“何を大切にしているか”という部分へ“共感できる”からだと思います。共感から生まれる取組みは、やがて社会の仕組みに発展していきます。それが業界の役に立つレベルに繋がっていくと思うのです。そうして培ってきたＡＤＦのセンスは「こんなのがあった方が良いと思いませんか？そしたらきっと、世の中が良くなると思うんです！」という“未来志向”です。

今期の１１月から東大阪市高井田駅から徒歩１０分の場所に第二工場を借りることにしました。機械を導入した本格始動は来春ごろです。今の工場建屋とほぼ同じ大きさの２階建てで、貨物エレベーター付きです。この高井田第二工場でスタートする新事業は、ＡＤＦの自社製品をサブスク（定額利用）する、という事業です。その製品保管や、返却された際の洗浄、及びメンテナンスを行います。この新たな事業で、社会が今よりも便利になる仕組みを構築しようと考えています。事業が波に乗るのに約３年。利益が出始めるには５年という歳月を覚悟しなければなりません。でも、やります。なぜなら当社はメーカーだからです。メーカーが新しい事業を創らなければ、それを活用できる市場も生れませんから。

我々は５年後、１０年後の世の中に役立つモノづくりをしています。そこに魅力を感じてくれる方々がおのずと現れている、という事です。当社は３０期に向けて、前向きな姿勢の皆さんがファンになり続けてくれる、メーカーで在り続けたいと思います。