社員・パートの皆さん、ご家族の皆さんへ ~今月の給与メッセージ~
当社では社員さん、パートさん、そしてそのご家族の皆さんに、会社のできごとや私が大事にしている考えを給与明細と共に毎月、お手紙として届けています。
私の情熱が続く限り終わりは無い!!として始まった想いを共有する手紙は、第1号から数えて今月で86号を迎えました。これからエーディエフに深く関わってくれるかもしれない“未来の仲間”に向ける意味でも、この“社長ブログ”に投稿しております。
社員・パートの皆さん、ご家族の皆さんへ
今月は3月13日~15日の3日間、メディカル系の展示会(インターフェックス大阪)にダンカーゴ主体で出展しました。これまで同展示会にはクリーンルームを中心に出展してきましたが、メディカル系に物流を特化させた、初の試みとなりました。
今回は特に「ダンサーモ」という断熱効果のあるボックスを提案したところ、薬の搬送以外にも保管用途のニーズを多数いただきました。同じ出展エリアの他社が、精度の高い断熱製品を出展している中、簡易的な温度帯をキープする程度の当社の提案は、有効であったと感じます。
“インターフェックス”は、ほぼ毎年出展してきました。それは私の1つの信念から来るものです。人が生きて行く上で必ず必要なのがこのメディカル業界であり、日々進化していくのもこの業界でしょう。メーカーとしてそのニーズに応え続けていきたい!と思ったためです。
ADFにとってメディカル業界は未知の部分が多く、ニーズに対応するためには常に勉強が必要で、挑戦心がなければ求められるレベルに応えられません。だからこそ、向き合う意味があると考えています。今回、物流部が出展することを決めてくれたことは、大きな一歩でした。
未知の分野に挑戦できるのは、未来に希望を持っている証だからです。
今回、物流に特化したエリアに出展していたため、クリーンルームはカタログしか置いておらず、展示物だけではADFがルームを扱っていることが伝わるレイアウトになっていませんでした。にもかかわらず、事前に下調べをして、ルームを求めてくる会社が複数ありました。
どうやら、事前にホームページを見て調べてくれているようでした。「他社に断られたんですが、御社ならできるでしょうか・・」なかば諦めた感じで聞かれた内容に「できますよ」とお応えすると「やっと出来ると言ってくれるところが見つかった!」と明るい顔になりました。
そこからはもう、前のめりな感じにカバンから資料を取り出し、展示していたダンカーゴの上が商談テーブルになるくらい、資料を広げて説明が始まります。聞けば、再来年に作る予定のクリーンルームです。そんな先の話でも、予算取りのために見積もりを取る必要があるようでした。
聞き進めると、私が『メディカル業界に参入するなら、このニーズだな』と狙っていた内容そのものでした。これまで何度もクリーンルーム主体で展示しても掴めなかったニーズが、よりによって、ルームを一切展示していない今回に限って、向こうから探して来てくれるという不思議。
しかし、そのようなものかもしれません。一生懸命にニーズを引き寄せたいという姿勢と、ホームページに力を入れ続けた期間と、それらが相まって、今回のようなことが起きます。
“この業界の役に立ってみせる”その強い思いを持ち続けることの大切さを感じる今月でした。
株式会社エーディエフ 代表取締役 島本 敏
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