当社では社員さん、パートさん、そしてそのご家族の皆さんに、会社のできごとや私が大事にしている考えを給与明細と共に毎月、お手紙として届けています。

私の情熱が続く限り終わりは無い！！として始まった想いを共有する手紙は、第1号から数えて今月で80号を迎えました。これからエーディエフに深く関わってくれるかもしれない“未来の仲間”に向ける意味でも、この“社長ブログ”に投稿しております。

社員・パートの皆さん、ご家族の皆さんへ　

先月末は上半期の業績を数字で振り返る社内会議を行い、会社の費用について話をしました。固定費と呼ばれる変動すべきでないもの（給与）と、管理固定費と呼ばれる調整が可能なもの（水道光熱費や事務用品費、広告宣伝費など）が、あることを学びましたね。

管理固定費である広告宣伝費を投じて、今月は国際物流展にダンカーゴを展示しました。東京の展示場でしたが、いつも出展しているホールよりも小さい規模だったので、来場数に不安がありました。しかし終わってみれば、過去最高の名刺枚数を更新するくらい、来場者がありました。

今回は、展示会に初めてOさんが参加しました。初日のスタート時には「さあ、目標名刺枚数は何枚ですかねっ」とOさんより投げかけがあり、Tさんからは「大きいホールなら１日１００枚以上集まるので、そこはクリアしたいですね」と返答がありました。

私からは「１００枚以上はもちろんの事、具体的案件と、今期中に３０００万の新規売上を狙いたいところですね」とハッパをかけました。「え″～っ」と何とも言えない反応が上がっていましたが、かけた管理固定費で絶対に効果を出す！と思うことは大切です。

なぜならここで結果が出ないということは、我々の提案が世の中に必要とされていないという事と同じだからです。社会性のあることを提案しているのであれば、結果が付いてくるはずです。

思えば１０数年前に展示会に出ていた頃は、世の中に受け入れられるニーズを探すところから始め、あった方が良いのではないか？！と思う提案を形にして新しい業界に打ち出していたため、目先の結果がなかなか現れず、売上が伸びない年月が数年続いていたことを思い出します。

しかし今は違います。愚直に継続してきた挑戦の中で、市場のニーズとダンカーゴの提案は一致しています。目先で困った事態が起きているならば、ＡＤＦもスピーディに対応しなければいけません。数字、数字とうるさく言うつもりはありませんが、意識することは大切です。

国際物流展ではダンカーゴだけを展示していたにも関わらず、みんなでクリーンルームのニーズも敏感に拾っていました。物流とは、輸送の他に保管ニーズも含まれます。ルームもニーズとしては、あるのです。潜在的かもしれませんが、そのことも意識してくれていたのでしょう。

今後の問い合わせに対しても、どこでＡＤＦを知っていただいたのか？今回の展示会なのか？どのようなニーズなのか？課題は何か？　ヒヤリングにも力が入ることでしょう。その情報が、次なる新たな提案に繋がるからです。　意識することで、行動も変わります。

これまでは、世の中に必要とされる“ニーズ探し”に翻弄してきましたが、長年の歳月をかけて市場の具体的ニーズが見えてきたのならば、具体的な数字目標も全社で共有しつつ、３０期に向けた利益体質の基盤を、皆さんと共に作っていきたいと思います。