社員・パートの皆さん、ご家族の皆さんへ
これは先月末の話なのですが、とても重要で考えさせられる話がありました。
毎朝行われる3分スピーチの担当だったOくんが「協調性を持って社内研修に臨むことが大切だ」と発言しました。それを聞いて1分スピーチ担当のYさんより「自分は協調性を持って行動しているつもりだが、協調性の定義があいまいに感じる」と感想を述べたのです。
それを聞いて私も“確かにたくさん発言している人ほど一見、協調性があるように感じ、静かにしている人は協調性の意識が少ないように感じる”と思いました。しかし大事な事は(私も含めて)ADFにおける協調性の定義は“会社の理念・ビジョンに少しでも向かおうとする意識”ではないかと思います。
毎朝の朝礼で社員さん達が作った方針を唱和していますが、その方針は全社員が理念の意味を考えて生まれたものです。3つある方針全てに向き合う事はとても難しいことですが私も常に“その方針に沿う行いが出来ているか”を意識しながら唱和しています。
“何か未来に向かって意識している事”があれば、それは協調性を持っているという事になると思うのです。“なぜ自分はADFに居るのか”“自分の存在価値は何か”“今の自分は自分の人生を豊かにしているか”“その手段が仕事で、その場所がADFであるか”大切な事は目に見える事や耳に届く事ばかりでは無いように思います。
仮に今はそこまでの意識を持っていなかったとしても、その意識を高め合える仲間こそ、職場の仲間です。その場づくりとして朝清掃があり、社内プロジェクトがあり、商品開発研修があります。3分スピーチも様々な価値観を知り、多様性を認め、協調性を育む時間となっています。目先の業務以外の時間が人格を育てる大事な時間になると思うのです。
すべての就業時間に意味があり、その愚直な取組みが、会長が残してくれた言葉の様に“体と心と頭を休めず努め、他の会社から羨ましがられる様な会社”に繋がります。
さて、今月は入院していたMさんが無事に退院され、元気な姿を見せてくれました。60歳から当社に来ていただき、今年で勤続10年、70歳を迎えられるMさん。Kさんに次いで、当社の1品づくりを支えて下さる大事な職人さんです。退院後は午前中の勤務のみで、負荷のかからない仕事から慣らしてもらいましたが、前々から社内プロジェクトで作成途中であった“物件指示書入れ棚”を使える状態にして下さいました。大いに助かります。今年は高校新卒者のHくんの指導役としても活躍いただくので、体力と気力が続く限り、是非とも元気に活躍してもらいたいと思います。
社内改善も、新人指導も、目先の利益ではありませんが、間違いなくADFの未来を創っています。
10代から70代まで、様々な世代が活躍するADFにおいて、それぞれが役割を担い、価値観や多様性を認め合い、想いやりと協調性をもって良い会社を築いて参りましょう。
株式会社エーディエフ 代表取締役 島本 敏
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