社員・パートの皆さん、ご家族の皆さんへ ~今月の給与メッセージ~
今月の6月18日は、創業者(私の父)島本 守の命日でした。早いもので6回忌を迎えました。命日は関西物流展の最終日でしたが、緊急事態宣言の中、たくさんの方々に来場いただき、物流部のTKさん、Wさん、Tさんも、生き生きと接客していました。
社内で頑張ってくれている皆さんにも、父にも、良い報告ができるー。そう思って帰社すると、机の上に“同時通訳ブース”の特許証が届いておりました。【国際的なスポーツの大会】に採用される新商品「同時通訳ブース」の組立構造で特許を取得できたのです。
ずっと一緒に取り組んできた協業先である、川上産業(プチプチのメーカー)さんとの共同特許です。“日本に1つしか無いアイデア”として認められたことは感慨深く、この先の取組みにも期待と希望の持てる良い報告をすることができました。
父が創業期から言い続けてきた言葉があります。“世界をあっと言わせる商品を創る”これは当社の理念でもある【創意工夫】=【世の中に無いモノを創る】ですが、まさに、世界の舞台で“あっ”と言わせる商品にしたい!!そう考えています。
国際的なスポーツの大会には20台のブースが納品されます。それは世界に配信される情報基地に設置され、それこそ世界中の通訳者たちが利用することになります。これまでオランダ製かカナダ製しか存在しなかった中、Made in Japanの存在を示す工夫を散りばめました。
まず、室内には《OMOTENASHI(おもてなし)ハンガー》を設けました。そこにはアイスジャケットが掛けてあり、通訳者の暑さを軽減させてくれます。また、アルコール消毒液もぶら下げてコロナ感染対策とします。「Oh,Omotenashi…」通訳者はそう言うハズです。
ブースは2名がけですが、席の間にはTさん考案の《パテンジャー》を設置します。これはエーディエフから無償提供します。世界に自社商品をアピールするチャンスです!
また、組立てた後に取り付ける固定金具を《国際的なスポーツの大会カラー》としました。通訳者が何気なく足元の金具に目をやると「Blue,Black,Red … Wow!!」となるハズです。私はここが世界を“あっ”と言わせるポイント(Wowやけど)になると思っています。
他にも、これまでに無かった機能としてブース内を冷やす小型クーラーを設置したり、外壁に浮世絵のデザインを施します。きっと我々のブースは世界に感動を与えるでしょう!
“こうしたい”という“思い”を描く先には、それを必要とする人の身になって考える事が大事で、その原点は“思いやり”ではないかと思っています。毎日朝礼で唱和している方針の3番目「お客様に感動を」も“喜んでもらいたい”という利他の心かと思います。
どんな環境に置かれていても、自分(利己)の事ばかりを考えすぎるのではなく、何か周りに良い影響を与えられないか、という価値観をもって目の前の事に一生懸命取り組むと結果的に賛同してくれる仲間が現れたり、思いやりの気持ちが相互に芽生えたりするものかと思います。
経営者は社員を思い、社員は会社を思い、労使に貸し借りの無い関係を築く上で、社会にも思いやりの心をもって接すれば、世の中を“あっ”と驚かすような仕事にも繋がっていくと考えています。
株式会社エーディエフ 代表取締役 島本 敏
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