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社員・パートの皆さん、ご家族の皆さんへ ~今月の給与メッセージ~

今月の話題No.1は、何と言っても関西物流展に4tonトラックを展示したことです。きっかけは物流事業部マネージャーのTさんが「トラックの現物を1回、どーんっと置いてみたいっスね!」の一言から。正直、私は“何が功を奏するだろう”と疑問でしたが“絶対に反対な理由が無ければやってもらおう”と思って許可しました。とは故、本人もすぐに具体的な見せ方のイメージも無く・・・

トラックの荷台に人を上げる案や、本物のフォークリフトを置く案などもありました。でも現状の改善より、時流に乗った未来への提案をする方が良いのではないか?ならば“共同配送”という切り口で、ドライ環境の荷台に様々な温度帯や仕様物が混在するビジュアルを見せるのはどうか?!となりました。

反響は上々。他の出展者までもが見せ方を参考に写真を撮りに来るほど。このような荷台で走るトラックは、現状は存在しません。まさに“未来の姿”をわかりやすく表現できました。ところが、「名刺枚数が例年より増えてないから、来年のトラック展示をやめる」という意見がでました。

集まった名刺が去年より“少ない”というわけではありませんが、トラックを置くために2コマ増やしたブース代や、トラックの停め置き代を考えると費用対効果が出ていないのではないか、というのです。なるほどシビアです。こんなに周りから「わかりやすい」と評価の声が出ているのに・・。

周りの評価に浮かれずに、数字的に考えて出した結論は素晴らしい。私も学べました。ただ、違う視点で考えると“来年のトラック展示をやめる”という結論は“目先の数字に惑わされていないか?!”とも言えます。1つの結論を出す時、相反する意見をぶつけることで、思考は進化します。

ADFは常に新しい発想力で市場を創造してきました。今回のディスプレイだって“こんなトラックがあったら良いのでは?!”という投げかけです。経験上、現状に無い提案は「何を伝えたいのか」を呼び止めて説明する努力が必要で、提案の浸透に2年~3年かかることだってあります。

それが今回は、見せただけで(こちらが説明する前に)理解して近寄ってきた人が多く、その効果は“獲得した名刺枚数”という目に見えるものだけではない気がするのです。“発想の転換”が“業界へ浸透”して“今よりもより良くなる”。その可能性を考えれば、かけた費用は尊いのでは?!

さて。来年の展示会もトラックの現物を置くか?!毎月の営業会議でシビアに予算を見ているのに、数字で推し量れない経費をかけても良いものか?!“相反する意見”をぶつけ合わせ続けて見えてくる“真意”を共有していけるADFで在り続けたいものですね。進化はその先にあるー

第99号 第27期 2025年4月25日(金)
株式会社エーディエフ 代表取締役 島本 敏
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