当社では社員さん、パートさん、そしてそのご家族の皆さんに、会社のできごとや私が大事にしている考えを給与明細と共に毎月、お手紙として届けています。

私の情熱が続く限り終わりは無い！！として始まった想いを共有する手紙は、第1号から数えて今月で85号を迎えました。これからエーディエフに深く関わってくれるかもしれない“未来の仲間”に向ける意味でも、この“社長ブログ”に投稿しております。

社員・パートの皆さん、ご家族の皆さんへ　

今月の２月１０日は社内イベントとして２５周年式典を開催しました。福町に新社屋を建てた２０１３年から昨年までの主だったイベントを振り返る写真スライドを見てもらいましたが、その編集作業をしながら思ったことは「結構、みんなイベント好きだなぁ」という事です。

当社は１０代から７０代までの全世代が社内に居りますが、それだけの年齢差でボーリングやバーベキューをすることなんて、プライベートの時間では普通、あり得ませんよね。そのような交流ができるのも、同じ会社で仕事をする仲間ならではの醍醐味だと改めて感じました。

今年は春のバーベキューや年末の忘年会など、またイベントを考えたいなぁと思います。

さて、今月一番のニュースと言えば、やはり『事業再構築補助金』が採択された事でしょう。中でも、グリーン成長枠での採択は狭き門で、まして上限の補助額で国から選ばれたという事は、それだけ将来性を見込まれた計画であった事を意味します。

その計画とは、５年をかけて事業化する『サブスク（定額制）サービス』です。販売だけを行ってきた当社にとって、新たな試みになります。定額で製品を提供するということは、目先の利益ではなく、長い目で見て、世の中にとって便利な仕組みを創り出すことが優先されます。

設備投資も必要です。皆さんの通勤を考えると、すぐさま移転という訳にもいきませんから、第２工場などを検討する必要もあります。福町に引っ越してきてから１１年。手狭になってきたスペースを工夫しながら頑張ってきましたが、四半世紀を過ぎ、大きな節目となりそうです。

今回の申請にあたり、主に２人の社員さんが主体的に計画を進めてくれたのですが、“サブスク”という馴染みの少ないサービスを構築するにあたり、様々な議論がなされました。

現状の事業と競合しない新規性を出すために、購入では得られない価値の提供を考える必要があり、そのサービスが市場に受け入れられるかは、やってみなければわからないことなのです。

メーカーとして、世の中に無い物を形にしてきましたが、今回の新たな試みは、世の中に無い“仕組み”を形にしていくことになります。３０期に向けた新たな挑戦の始まりです。

前例の無い取り組みですから、年齢や経験、部署や立場も関係なく、柔軟な発想で新たなルール（枠組み）を作っていけば良いわけで、その際に大事なのは目的を明確にしておくことです。

それは“世の中を今よりも必ず良い方向にする”という目的です。そこを共有しながら、部署を超え、皆で知恵を出し合い、全体最適で新たな事業を育てていきましょう！