社員・パートの皆さん、ご家族の皆さんへ　

今月は大きなプレスリリースが行われました。１１月１１日（パレットの日）に発売する運送の新サービス「ＪＩＴパレットチャーター便」です。ＡＤＦとボックスチャーター社で共同開発し、全国で運用されます。

ボックスチャーター社はパッケージ商材を提供する事業母体会社で、集荷業務自体はヤマト運輸や西濃運輸、日通など２３社の加盟店が行っています。

各社がそれぞれ保有するトラックの、ありとあらゆる荷台サイズに合うように仕様にこだわり、ＡＤＦのダンカーゴをベースとし、内寸を広めつつ極限まで外寸を縮めました。

量産化に向けた開発でしたが、ＡＤＦがこれまで大切にしてきた“一品一様”のものづくりに他なりません。これまでには無い（他社には無い）仕様ですから、図面もありません。使い勝手や目的から仕様を考えていきます。1台ロットであれ１０００台ロットであれ、この過程は変わりません。

今月の１０日から４日間、東京ビッグサイトで行われた『国際物流総合展』に出展し、プレスリリース後初めて「ＪＩＴパレットチャーター便」のＰＲも行ったのですが、反響は上々でした。

また、今回の展示会ではＡさんが（５月にバーベキューにも参加くださった）一緒に立ってくださったのですが、我々が１度声をかけて離れた来場者も、Ａさんが再度、近づいて話しかけると、またＡＤＦのブースに戻ってきてくれます。離れて見ている方も、声をかけて引き寄せます。

なぜそのようなことが起こるのか？後日、Ａさんにお聞きすると「一瞬立ち止まって歩き出した後、もう一度、立ち止まって見返すタイミングに話しかけると有効的」なんだそうです。常に人の動きに意識を張って、動きを察し、さりげなく先回りして話しかける。まさに熟練の技！

日々の愚直な取り組みは未来に繋がるものです。生前、会長がよく口にしていた言葉があります。「幸運の女神には前髪しかない。通り過ぎてから掴みに行ってもチャンスは通り過ぎている」

“周りで良い結果が出ているから自分もやってみようか”ではなくて、成功するかどうかよりも先に“世の中にあった方が良い”と心から思い、向き合う姿勢に、まるで引き寄せられるかのようにチャンスがやってくるのだと信じています。

大切なことは“興味を持って自分から歩み寄る姿勢の先にある”そう信じて、一歩ずつ、着実に成長していきましょう。