年始、最初の給与メッセージになります。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

今年は早々に緊急事態宣言が発令され、ご家族の皆さんは通勤と勤務に不安もあるかと思いますが、製造業のため、出勤いただいております。ただ仕事内容によってはリモートワークを試みたり、社内では換気の徹底、非接触の体温計導入など、少しずつですが、Withコロナでの不安軽減に努めております。

また、お客様からのオーダーも日々いただけており、なんとか効率を上げて残業にならないように工程を工夫してくれております。
昨年末も年始の工程について話し合い、５日からテキパキ働いている皆さんの姿はたくましく、年始から笑みがこぼれるほどうれしい気持ちになりました。コロナに負けない、活気を感じる職場です。

私自身は、この年末年始はこれまでとは違う感覚で過ごしておりました。会社の方針や目標を、悩むように考えていたこれまでの過ごし方とは違い、自社の魅力を再確認する時間でした。

コロナ禍でも大きく業績が低迷しなかった自社の強みは、どのようにして出来てきたのだろう？
今の社内の雰囲気の良さは、どのような要因があるのだろう？
１人１人が本来の力を存分に発揮できる体制づくりとはどういったものだろう？
そんなことに思いを巡らせておりました。

夢の中にも何度か社員さんやパートさんが出てきました（←良い意味ですよ、嫌がらないでね）。そんな思いを巡らせた正月明けでしたので、皆さんの顔を見た時、笑みがこぼれるほどうれしかったのです。方針も目標も固まりませんでしたが、T統括部長をはじめ、新たな取り組みを相談すべく、何名かの社員さんたちに意見を聞きながら皆さんの興味が向くことは何か？に集中して全社方針と全社目標を決めていきました。

期首の２月１日に社員さん、パートさんたちに発表します。楽しみにしておいてください。ご家族の皆様にも見ていただけるように、ご用意します。

ところで今月は当社の取り組みが全国紙の新聞に記事として紹介されるようです。昨年の１１月に連続でブログ掲載した「バーチャル展示会」についてです。

社員さん達が自分の頭で考えたオリジナリティ溢れる取り組みが、記者の方にも響いたようです。思えば当社の設立は、外との接点を一切持たないところからのスタートでした。

メーカーとして、人から言われた通りを形にするのではなく“どうしてそれが役立つか”を自分の頭で考えたことで、オリジナルが生まれました。“他と同じものを作らない”というポリシーは付加価値となり、安さに頼らずにご購入いただけるまでになってきました。

メーカーとしての誇りが質を生み、その質が付加価値となり、良い物がリピートオーダーされる。そのような良い循環になりつつあります。企業は人なり。１０年くらい前の当社は、私１人で気張り過ぎていました。今は違います。社員さん達が結果を出すために知恵を絞っています。コロナ禍においても、感染軽減策を社内検討しています。万が一発症してしまった時の対応策も、担当社員から全社員に説明がされています。

良い労働環境を自分たちで作れる会社でありたいー。　
コロナを逆手に今年はますます飛躍していきたいと思います。