社員・パートの皆さん、ご家族の皆さんへ ~今月の給与メッセージ~
今年も残すところ1週間足らずとなりました。思えば当社も、3月頃からコロナの影響が出始め、今まで一番の売上があった“クリーンルーム”が思うように受注できませんでした。投資を見合わせた企業が多かったからです。
しかし、物流ボックスや一品物(部材売り)が業績を支え、11月末時点の累計売上は前年比110%となりました。これは物流や食品、化粧品といったコロナに影響されにくい(または需要が増える傾向の)業種からニーズを頂けたからです。
重要なのは、たまたま受注したのではなく、6年前から展示会において、提案し続けてきたニーズが増えていき、それが今年の売上に繋がったところです。これまで培ってきた多角経営が、強みを発揮した証です。
利益は、11月末時点の経常利益で約30万円の赤字となっていますが、前年比で全体の固定費(人件費や展示会など)が500万円ほど増えていることを考えると、よく健闘していると思います。今月の受注見込みから考えると、黒字に転換しそうです。
先日、メインバンクである大阪信用金庫の支店長に試算表を持参し、現状を報告した際に「常に積極的に投資されているのはわかっています。来期に向けた備えの年だと思えば、未来は明るいですね。応援していますので頑張って下さい。」というお言葉をいただきました。
しかし、経常利益はもちろんのこと、営業利益(=本業の利益)でも黒字になってこそですから、決算に向けて頑張って参りましょう。
来期は、コロナ禍でも開発や投資をしてきた今年の成果が利益という結果として現れる年になります。それを踏まえ付加価値の高い商品(他社に無い発想)を数多く打ち出し、製造もミス・ロスの改善に1人1人がしっかりと向き合う事が大切です。
ぜひ来季の利益は、皆さんがワクワクできる投資や改善にも使いましょう。工場に掲げた“ビジョンイラスト”に近づけるために!
今年の給与メッセージを振り返ってみて改めて思う所があります。毎月、本当に色々な試みをしてきたと思います。
コロナ禍において真っ先に商品化した飛沫感染防止パーテーションは、全国の飲食店や病院、大学や役所に納品されました。病院とのコラボ商品も一定の形になり、特許出願を進められる段階に来ています。
また、新しく作成したクリーンルームのカタログと共に出展した展示会では、早速、大きな案件の問い合わせがあり内1件は来年の1月に決まりそうです。また先日(20日)のニュースで報道された「PCR検査ユニット」の間仕切りは一部、当社が手掛けています。この機会を頂けたのも、日ごろの提案力を認めてもらえたから、繋がったご縁と思われます。
「ADFと組んで一緒に拡販を図っていきたい」という申し入れも、今年だけで4社から頂いています。そのうちの1社はADFのホームページを隅々まで見てくださり「企業の姿勢が良く伝わり共感したので、お会いしたくなった。実際に来てみたらやはり活気があり、良い会社だと感じました。」という、うれしいお言葉をいただきました。
こうして評価くださる他社と協業しながら、企業規模を高めていきたいと考えます。
今年1年、それぞれに色々な事が起こったかと思いますが、来年は今年よりも必ず良い年にして参りましょう!
株式会社エーディエフ 代表取締役 島本 敏
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