当社では社員さん、パートさん、そしてそのご家族の皆さんに、会社のできごとや私が大事にしている考えを給与明細と共に毎月、お手紙として届けています。

私の情熱が続く限り終わりは無い！！として始まった想いを共有する手紙は、第1号から数えて今月で73号を迎えました。これからエーディエフに深く関わってくれるかもしれない“未来の仲間”に向ける意味でも、この“社長ブログ”に投稿しております。

社員・パートの皆さん、ご家族の皆さんへ　

今月より２５期が始まりました。量産に走らず、親会社も持たず、下請けもしない。１台からのものづくりに拘り、他社と違う提案を心がけ、目先の利益にならない開発も行ってきました。このような会社の在り方なのに四半世紀も存続できたことは“奇跡”と言えるかもしれません。

しかし挑戦してきたこの“軌跡”は社会に必要とされてきた証しです。中小企業メーカーとして、胸を張って良い！と言い切れます。

設立当初は、メーカーでありながら商品を無く、何か作らせてほしいと頭を下げてまわり、実績写真が無いためⅭＧで作成した商品写真でチラシを作り、マンションにポスティングして回りました。それでも工場が稼働するほどの仕事が無く、出稼ぎバイトをした時もありました。

そんな中、最初に作った商品は“スノーエール”でした。当時、軒先雪止め器はオールアルミ製の前例が無く、雪も知らない大阪の会社には強度が耐えられるか検証する術もありません。共同開発社のＲ・Ｓ社さんが自社の屋根に付けて検証して下さり、商品化できました。

これまで世の中に無い物を生み出そうとした時、強い思いを持った協業先が必ず現れました。不思議と繋がってきたご縁は、ＡＤＦが目先の利益に惑わされず、決死の想いでニーズに向き合う姿勢を見て下さっている誰かが居てくれるからです。我が社だけでは生きてはいけません。

設立当初から増版しているカタログ（アルフレーム）の製作例掲載ページ上部には全ページに渡って 「写真はすべてお客様のご要望で製作したものです」 と書かれています。ニーズがあるから存在できていることを、決して忘れてはならないという創業者の想いです。

四半世紀を迎える今、メーカーとして今後意識するべきことは“新たなニーズはＡＤＦ発信で生んでいく”という意識です。

“あったらいいな。を形にする”というスローガンから“あった方が良い！を形にする”の意識でブランド力を高めて行きましょう！

今年のテーマは『アナログからデジタルへ。手作りの良さを全世界へ配信する』です。“こんな商品が欲しかった！”と感動していただけるブランド力を、世に知らしめましょう！