当社では社員さん、パートさん、そしてそのご家族の皆さんに、会社のできごとや私が大事にしている考えを給与明細と共に毎月、お手紙として届けています。

私の情熱が続く限り終わりは無い！！として始まった想いを共有する手紙は、第1号から数えて今月で78号を迎えました。これからエーディエフに深く関わってくれるかもしれない“未来の仲間”に向ける意味でも、この“社長ブログ”に投稿しております。

社員・パートの皆さん、ご家族の皆さんへ　

今月の１２日に当社のマイスターことＫ・Ｙさんが入社２０年目を迎えました。５４歳で入社してくださった時は、図面も無い当時の指示書（私の手書きの漫画絵 ^_^;）に、四苦八苦されていましたが、今ではオリジナルで自社内の台車などを自ら作ってくれています。

また「ワシが何でもできるのは、それだけ失敗してきたからや」と、ある種、自慢げに語るＫ・Ｙさんだけあって、何を聞いても“うまくいくコツ”を的確に教えてくださいます。

特に新入社員の皆さんは、失敗を恐れず、その先にＫ・Ｙさんほどの技術が付いてくることを信じて、自分の頭で考えて挑戦してほしいと思います。でもせっかくですからＫ・Ｙさんや、Ｍ・Ｈさんといったマイスターに“コツ”を聞きながら成長していってくださいね。

ところで今月は帯広で行われた【国際農業機械展】へ代理店さんが出展くださいました。北海道の農業に当社の「ダンカーゴ」が受け入れてもらえるのではないか？！という思いを持ってくださったＹ社様のブースに、私が出展フォローで参加しました。

取扱い商品の１つとしてＡＤＦ製品を販売していただくケースは多くありますが、積極的にメイン商材として展示会に出展いただけたことに大変、感謝しています。ＡＤＦ商品を信じて拡販して下さるわけです。他メーカーには無い対応力で応えていきたいものです。

当社の商品は常に顧客の課題解決をする形で生まれてきました。「ダンカーゴ」の開発もＡ社という水ボトルをトラックで段積み搬送した後に、倉庫内で４段積みをして保管することが顧客ニーズだったので“強度もあり、折りたためる仕様”という課題をクリアさせました。

課題解決は自分に置き換えて考えることもできます。生活の中で“あった方が良い”と思うものを形にすれば、自社商品になります。当社の工場を見渡せば、自分たちが便利に仕事をできるように作られた物ばかりです。

先日、Ｋ・Ｔさんが３分スピーチで飲食店に行った時のエピソードを交えて「傘の水切りとゴミ箱がコンパクトに一体になったものがあると良いのでは？！」といった発想を話してくれました。これがオリジナリティのある自社商品開発に通じる発想の源です。

何も“四六時中仕事のことを考える”という意味ではありません。Ｋ・Ｙさんのように「風呂入っててな、あ～、あっこを変えたらうまくいくんちゃうかなぁ、思たンや」という日頃の気づき、意識がとても大事で、それが“仕事を好きになっていく秘訣”です。

そして“好き＝楽しい”の発想に繋がると、思いもよらぬヒット商品が生まれるかもしれません。皆がその可能性を持っている会社なんですよ☆彡